ギリシャ問題で今日の日経平均は今年最大の下げ幅となりました。
ギリシャ問題は度々話題になっていますが、今回の問題は今まで一番危険な状況です。
そのギリシャ問題で相場は大荒れになる可能性があります。
そして、一番の恐怖はこのギリシャ問題が各国に波及し、恐慌を起こす引き金になる可能性があることです。
ギリシャ問題とはなに?
ギリシャ問題とはなんでしょうか?
単純に言うと借りたお金を返せない状況になりそうだということです。
6月30日(火)までにギリシャはIMF(国際通貨基金)に対し、15億ユーロ以上の返済を行わなりません。
しかし、ギリシャの資金は枯渇しており、各国からの金融支援が延長されなければ、ギリシャはデフォルト(債務不履行)になる可能性が高いです。
デフォルトの可能性が高まり、ギリシャは「毒薬中の毒薬」と呼ばれている銀行休業を行い資金の流出を防ぎ金融政策の立て直しを図っていますが、目途はたっていないのが現状です。
問題はデフォルトよりもユーロ離脱
今回のギリシャ問題はギリシャのデフォルト自体は国の経済規模もあまり大きくなく、影響範囲も限られている為、大きな混乱はないのではとみられています。
問題はデフォルトになることよりも、ギリシャがユーロ圏から離脱しそれが他国に波及することです。
今回のギリシャの対応は7月5日に国民投票を実施を行います。
これは事実上、ユーロ圏に残るかどうかの意思表示の場になるとの解釈もあります。
もし、ギリシャがユーロ圏離脱となれば、他のユーロ圏の危険なイタリアやスペインなどに波及する可能性もあります。
他国への波及となれば、ユーロという通貨の信用が下落し、ユーロ圏のすべての経済に影響があるでしょう。
ギリシャ問題によって上り基調は終わるのか?
今回のギリシャ問題で不安に感じていることは、投資家のマインドが変わることです。
現在世界中の株は上り基調になっています。
ギリシャ問題によって、この上り基調が終わる可能性が高いです。
人々はリーマンショックの影響を徐々に忘れ、ちょっとしたバブル並に各国の経済は上昇しています。
投資家のマインドはリスク資産への投資を積極的に行ってきました。
しかし、ここでギリシャ問題の再燃により投資家のマインドは冷え込み、リスク回避の流れに向かう可能性があります。
中国という爆弾もある
そして最大の懸念は中国のバブルがはじけることです。
破綻の連載により、最後の大きな爆弾である中国バブルの崩壊となれば、世界中にその影響は波及します。
今回のギリシャ問題が様々な経済問題の引き金となる可能性があります。
明日にはデフォルトがほぼ決定となり、週末の選挙に注目をしています。
今週と来週はギリシャの動向、そして世界中の経済動向に注目したいですね。
ではでは~