日本人は貯蓄が大好きで安全資産が好きと言われています。
もちろんまわりを見渡しても投資をしている人はあまりいない為、この考えは概ね合っていると思います。
しかし、投資信託の上位ランキングを見るとリートや低格付債などの比較的値動きの大きい資産に投資をしている投資信託が上位にきています。
投資信託の純資産ランキングを見てみる
それでは投資信託の純資産ランキングを見てみましょう。
- 新光 US-REITオープン 『愛称:ゼウス』
- ラサール・グローバルREIT(毎月分配型)
- フィデリティ・USハイ・イールドF
- ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)
- ドイチェ・高配当インフラ関連株(米ドル)毎
上位5位までを見るとすべてがアクティブファンドで毎月分配の投資信託です。
TOP10を見ても全てアクティブファンドと日本人が購入する投資信託はアクティブファンドが多いです。
分配金の高さは資産運用と関係なし
上位の投資信託を見ていると分配金の高さが人気の秘訣となっていそうです。
しかし、分配金の高さは資産運用とは関係がありません。
上位にはREITやハイ・イールド債などは資産運用のメインとなる投資対象ではありません。
安定した資産運用を行うと考えるとREITやハイ・イールドはコアの資産運用に付け足すような投資ですので、普通に考えれば脇役です。
資産運用として投資信託のを購入しているとすれば、先進国や米国、日本の株式や債権のインデックスが上位に来るのが普通です。
投資信託の人気は金融機関の売りやすさ
それではなぜ、分配金の高く資産運用に適さない資産対象に投資wしている投資信託が人気なのでしょうか?
それは金融期間の売り安さが原因ではないかと思います。
日本人の投資は自らが積極的に投資をするというよりも、金融機関に勧められて購入をするケースが多いです。
毎月分配に対して、毎月お小遣いが貰えるとった売り文句を使うことができます。
またアクティブファンドについても、市場の平均より高い成績を目指していると言われると、成績はどうあれなにかすごい投資信託の様に感じます。
日本の投資環境はいまだに、投資家目線ではなく金融機関目線です。
日本の金融リテラシーが上昇し賢い投資家が増えれば、日本の投資環境は確実に上昇します。
もし、貯蓄から投資への流れを推進したいのであれば、より金融に対する知識の増強を図ってもらいたいですね。
ではでは~