毎月分配投信の分配金の原資の変遷。手口がどんどん酷くなっていく。①

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いま日本で一番人気のある投資信託はなんでしょうか?

それは毎月分配型の投資信託です。

人気は下がったとはいえ、資産総額ランキングの上位はいまだに毎月分配型の投資信託が占めています。

その毎月分配型の投資信託に、毎月分配を出すだけの手口があるのはご存知でしょうか?

ダイアモンドオンラインの記事を参考にして、かみ砕いていきたいと思います。



そもそも毎月分配型投資信託とは?

まずは、そもそも毎月分配型投資信託とはどんなものでしょうか?

毎月分配型の投資信託は、その名の通り毎月決算を行って分配金を支払う投資信託です。

私たち投資家にとっては毎月分配金を受け取れる投資信託と言うことになります。

 

1997年に設定された国際投信投資顧問のグローバル・ソブリン・オープン(通称グロソブ)が毎月分配型の開拓者であり、一時運用資産残高が5兆円を超える超巨大な投資信託になりました。

毎月分配は運用利回りがプラスなら、課税の時期が早くなる分、年1回分配の同一運用内容の商品よりも確実に損です。

しかし、毎月収入があることの(実際は自分の資産を取り崩している)分かり易さと安心感に加え、分配金を一定に保つことで「安定利回り」に近い印象を与えました。

実際には元本は減少しているにもかかわらず、投資に馴染みにのない方には安定した運用であるかのように見せる売り方が効果的でした。

その為、証券会社だけではなく、銀行の窓口販売でもよく売れて、「売れ筋商品」の地位となりました。

毎月分配の仕組みとは?

それでは次に毎月分配の仕組みについてみてみましょう。

どの様にして、毎月分配が可能となるか変遷を見てみましょう♪

第一世代

グロソブに始まる第一世代の分配金の原資は高利回の商品へ投資をすることによるインカムゲインでした。

主に外国債券や高配当の外国株式あるいは海外REITなどに投資することでインカムゲインを稼ぎ、分配金の原資にしていました。

先進国でも外国の金利が高い時代でしたので、外国債券への投資で年率にして数パーセントの分配金利回りを出し続けることが可能でした。

元本は為替リスクがあり、ファンドのトータルな運用利回り以上の分配を行うので、投信の基準価額は変動しながらも徐々に下落傾向にありました。

第二世代

徐々に先進国の利回りが下がり、そしてリーマンショック後は先進国の債券の利回りが著しく低下し、外国債券やREITを買うだけでは、大きな分配金を支払うだけの原資が足りなくなってきました。

そこで登場したのが、通貨選択型です。

第二世代ではまず、米国のハイ・イールド債(信用が低い為、利回りの高い債券)などに投資をし、リスクは高いが少しでも高いインカムゲインを獲得しようとしました。

そして、さらに高い原資を得るために、通貨を米ドルからブラジルのレアルのような新興国の高金利通貨に切り替え、高金利通貨と低金利通貨のほぼ金利差に近い通貨プレミアムを分配原資に加え、さらに高い分配金を出す様になりました。

基準価額1万円に対して、毎月150円、200円といった普通に考えるだけではありえないような高さの分配金を出すことが可能になりました。

もちろん、投資家はただでさえリスクが高く変動が大きい米国のハイ・イールド債や米国REITといった投資対象資産の価格変動リスク・信用リスクに加え、ブラジル・レアルなど新興国通貨の為替リスクを負うことになります。

新興国通貨の変動リスクは日経平均並みあるいはそれ以上の大きさですので、分配だけが安定している一方、基準価額は激しく動くことになります。

一旦、記事が長くなりそうなので、次の記事に続きを記載したいと思います。

今日の夜には公開できればと思います。

その②を公開しました。

続きは毎月分配投信の分配金の原資の変遷。手口がどんどん酷くなっていく。②をご覧ください。

 

ではでは~



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