日本人は休めないというのが国民性です。
有給の消化率は2014年で47.6%と先進国の中では非常に低い状況です。
私自身は有給消化率は平均よりもかなり低いのが現状です(笑)
さて、そんな社畜自慢はどうでもよいですが、果たして日本人はなぜこんなに休めないのでしょうか?
有給をとれと言うが実際は・・・
日本では政府や会社が従業員に有給休暇を取得するように推奨をしています。
企業によっては有給の取得目標をマネージャー層への評価の一つとしています。
しかし、実際に現場の人間から言わせると、中々休みにくいですし、休めば自分自身の仕事量が厳しくなるのがわかっています。
有給休暇を強制されて、無理やり有給をとっても自宅で仕事となると、本末転倒の結果になります。
日本人の働き方への評価の問題か?
日本人の仕事評価として、長く働いている人ほど頑張っているという基準があるように思います。
例えば、休憩を取ることは良くないこと、仕事の質よりも量を重視するなど、個人的には全然関係ないところで評価されている様に感じます(笑)
しかし、そもそも論として給料の安さも影響していると思います。
日本人の働き方からいって、残業ありきの給与体系になっている様に思います。
今までは、基本給+残業が給料で、いかに残業を稼ぐかが勝負になっていました。
しかし、昨今では残業を減らし、低めの基本給では生活できない世の中になっているように感じます(笑)
日本は仕事はお金を稼ぐ場所ではなく場
また、日本人の仕事に対する姿勢が欧米諸国とは異なっているのも一つの原因ではと思います。
欧米では仕事=お金を稼ぐ手段です。
しかし、日本ではお金を稼ぐ手段のみならず、自分自身に与えられた場、つまりムラという意識があります。
ムラと言うことは輪の社会です。
その輪を乱すことは、自分の居場所がなくなることに等しいです。
その為、周りにあわせて休みをせずに、あわせる風潮があるように感じます。
日本人は次の働き方が必要
日本人に大切なことは、仕事に対する姿勢を変えることです。
副業が禁止の会社が多く、収入を得る手段は仕事からしかありません。
つまり、生きていく為には会社に対して従順でいることが必要なのです。
その為、日本人は我武者羅に企業にしがみつく為にはどうするのかが第一になっています。
会社は人生にとって非常に大切ですが、会社=人生ではありません。
お金を稼ぐ手段の多様化が日本人の働き方を変える大きなトリガーになると思います。
もし、仕事以外に収入があれば、仕事そして、会社に対する意識は変わっていく様に思います。
日本人の仕事に対する意識を変化させることが、日本人の将来の働き方に対して必要ではと思います。
ではでは~