日本人の平均年収は400万円台です。
この400万円が多いか少ないかというと、個人的にはもう少し高くてもと思います。
さて、この年収400万円だと健康保険や年金の社会保険に加えて、負担する税金がどれくらいになるかを見てみましょう。
年収400万円の手取りを見てみる
マイナビ学生の窓口で年収400万円の手取りについての特集がありました。
年収400万円は今の日本人の平均年収です。
年収と言うのは社会保険や住民税、所得税など会社が個人に対して支払っている合計です。
実際に私たちが使えるお金は社会保険料などを差し引いた金額で、手取りと言います。
さて、年収400万円では私たちの手取りはどうなるのでしょうか?
記事の内容を見て考えてみましょう♪
前提条件としては下記となっています。
・東京都練馬区在住である。
・40歳未満である(介護保険料は負担しないで良い)。
・結婚していない。扶養家族はいない。
・サラリーマン(給与所得者)である。
・年収400万円の内訳は「月額給与25万円 + 年2回の賞与(1回分が2カ月分)」
おもしろいことに在住も含め年収以外はほぼ私と同じという物です(笑)
社会保険料はかなりの負担!
社会保険料は、健康保険料、厚生年金、雇用保険の3種類です。
それぞれの負担料率を見てみると
- 健康保険料→標準報酬月額の9.97%
- 厚生年金保険料→標準報酬月額の17.474%
- 雇用保険→額面給与の1.35%
となっており、健康保険料と厚生年金保険料は会社と個人が折半なので、上記の料率の半分。
雇用保険は額面給与の0.5%を個人が負担します。
それを実際の給料に当てはめると
- 健康保険料:1万2,961円
- 厚生年金保険料:2万2,716円
- 雇用保険料:1,250円
- 合計3万6,927円
が毎月かかります。
所得税は意外と少ない
所得税は意外と低い金額です。
毎月25万円から社会保険料を控除した金額に所得税がかかります。
つまり、21万3,073円に所得税が課せられ、その金額は、
- 所得税:5,270円
と毎月の金額では意外と少ない金額です。
社会保険料と所得税を引くと20万7,803円が手取りになります。
賞与は10万円近くは減る
次に賞与の50万円に掛かる社会保険と税金を見てみましょう。
- 健康保険料:2万4,925円
- 厚生年金保険料:4万3,685円
- 雇用保険:2,500円
- 所得税:1万7,515円
- 負担小計:8万8,625円
- 手取り:41万1,375円
と9万円近くが社会保険料と所得税として取られてしまいます。
住民税を計算してみる!
次に住民税です。
住民税は年間の所得に対して税金がかかりますので、別途計算してみましょう。
- 住民税:16万3,000円
所得税と社会保険料もボーナス込の年収での負担を見てみましょう!
- 健康保険料:20万5,382円
- 厚生年金保険料:35万9,962円
- 雇用保険:2万円
- 所得税:9万8,270円
- 住民税:16万3,000円
- 負担小計:84万6,614円
社会保険料で約60万円、税金で約25万円ほどの負担となっています。
最後に消費税をざっくりと加えておさらい
最後に重要な税金である消費税を計算しています。
家賃を7万5,000円として、毎月額面給与の5%1万2,500円を貯金をしているとすると、可処分所得は210万3,386円。
これをすべて消費に回すとすると、15万5,806円が消費税として支払をしています。
これまでの全てを合計すると、
- 健康保険料:20万5,382円
- 厚生年金保険料:35万9,962円
- 雇用保険:2万円
- 所得税:9万8,270円
- 住民税:20万9,900円
- 消費税:15万5,806円
- 負担小計:100万2,420円
と400万円の年収に対して、税の負担は100万円を越えています。
約25%も社会保険料と税金で消えている計算となりました。
中々、自分自身の社会保険料と税金の負担を考えることはありませんが、予想非常の金額で大きく驚きました。
是非とも今後の参考にしてほしいですね♪
ではでは~