黒田バズーカ砲で騒がれた31日。
日銀の追加金融緩和に加え、騒がせているのが年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の改革。
GPIFの運用改革案を認可する見通しとなり、改革案では国内株は今の12%から25%へと大幅に増やす予定です。
25%への引き上げはマーケットへ大幅な影響があります。
GPIFとはなに??
GPIFとは年金積立金管理運用独立行政法人(Government Pension Investment Fund)の略称です。
GPIFは私たちの公的年金を運用している機関です。
私たちの給料などから天引きされている年金資金を運用し、安定的にお金を殖やすのが目的です。
運用資産額は127兆2,627億円
GPIFの第一四半期末(2014年7月末)時点での運用資産額は127兆円です。
これは世界でも最大級の機関投資家と言えます。
東証第一部の一日の出来高が2兆円程度、騒がせた10月31日ですら4兆円です。
毎日東証の出来高程度の売買をしても、一か月は余裕で持つ計算です。
それだけの資金力を持っています。
今回のGPIF改革の内容は?
今回のGPIFの改革内容はポートフォリオの変更です。
変更内容を見てみましょう!
- 国内債券 60%→35%
- 国内株式 12%→25%
- 海外債券 11%→15%
- 海外株式 12%→25%
この中でも注目されているのは国内株式です!
日本の株式市場を買い支える大きな力となりそうです。
16兆円が株式市場に流れる見込み!
現在の127兆円の資産から計算してみると国内株式への資産流入は16兆円以上が見込まれます。
- 12%→15兆円
- 25%→31兆円
東証全体で時価総額は9月末時点で491兆円ですのでGPIFだけで6%以上保有する計算です。
年金は不安がいっぱいだが投資家にはインパクトが大!
若者が減っている中、ある程度リスクを取った資産運用が必要となっています。
今回のGPIFの改革はそれを実行しています。
黒田バズーカ砲に加え、このGPIFの資金流入は株式市場に大きな影響を与えそうです!
来週の相場には注目していきたいですね!
是非とも大幅な上昇を願います。
ではでは~