最近、安倍首相のお蔭で何かと聞く機会の多いGDP。
日本は世界三位のGDPであり、世界でも有数の経済国です。
それでは日本は世界でも有数のお金持ちな国でしょうか?
いえ、一人当たりGDPで見ると日本はそこまでお金持ちの国ではありません。
日本の一人当たりGDPは27位
2014年の日本の一人当たりGDPは世界で27位でした。
一人当たりGDPはGDP÷人口で計算されており、一人当たりのGDPを表しています。
日本は国で見れば、世界でも最大級の経済大国ですが、一人当たりで見るとそこまで高くはありません。
上位はヨーロッパや北米ばかり!
一人当たりGDPはヨーロッパ諸国が多いです。
- 1位 ルクセンブルク
- 2位 ノルウェー
- 4位 スイス
- 6位 デンマーク
- 7位 スウェーデン
と上位を見るとヨーロッパの割合が多いです。
ヨーロッパ諸国は税率は高いですが、その分福祉に力を入れています。
日本の税金とは違い、将来の自分の為になることが良いのでしょうか(笑)
日本はアジアでは一番ではない
日本は27位とは言え、アジアではトップだと思っていませんでしょうか?
いえいえ、日本は中東を含むアジア圏でもそこまで高くはありません。
アジアでのランキングを見てみると
- 1位 カタール
- 2位 シンガポール
- 3位 アラブ首長国連邦
- 4位 クェート
- 5位 香港
- 6位 イスラエル
- 7位 ブルネイ
- 8位 日本
ここでやっと日本が出てきました。
日本はアジア圏で見てもものすごいお金持ちの国ではないことが分かります。
日本の一人当たりGDPの推移を見てみる
それでは日本の一人当たりGDPの推移を見てみましょう。
- 1993年 3位
- 1995年 3位
- 1997年 4位
- 1999年 4位
- 2001年 5位
- 2003年 9位
- 2005年 15位
- 2007年 22位
- 2009年 16位
- 2011年 14位
- 2013年 23位
という推移になっています。
1990年代は世界でも有数のお金持ちでしたが、2000年以降は下落基調です。
一時、2010年前後に一時回復したように見えるのは円高の影響だと思われます。
ドルベースで換算された結果の為、円高になると一時的ですが高く見えています。
その後アベノミクスにより円安が進み、本来の日本の一人当たりGDPに近づきつつあります。
日本は全然成長していない国
日本は20年前は確かにお金持ちな国でした。
しかし、20年間日本は経済的には失われた期間で、ほぼ成長をしていません。
日本は成長しませんが、周りの諸国は成長しています。
日本だけ、成長に取り残されている様に感じるのは気のせいではないでしょう。
これからの日本は再び成長フェーズに入ることができるのでしょうか?
トップの手腕に期待していきたいですね♪
ではでは~