皆様はインフレに対してどのような印象があるでしょうか?
歴史的に見ると、ドイツのハイパーインフレや日本でも昭和初期や戦後に ハイパーインフレがあり、
あまり良いイメージはないかもしれません。
しかし、経済学的に言えば、適度なインフレであるマイルドインフレが 一番良い状態とされています。
また、インフレは若い人たちにとっては、金銭面で大きな味方となります。
インフレって何?
さて、そもそもインフレとはなんでしょうか?
インフレとは物価があがること、モノやサービスの値段が上がることを言います。
つまり、100円で変えたものが将来120円に上がることです。
インフレは経済学的には消費を増加させる要因!
もし、今欲しいものが来年10%高くなるとわかっていたらどうしますか?
正解はお金があれば今すぐ買うです!
同じものを買うとして、今買えば1万円ですが、来年は1万1000円になるとわかっていれば、
安い内に買おうとする流れになります。
10%も値上がりすれば良くないインフレとなりますが、長い将来で考えると早く買った方がお得です。
つまり、インフレ化では早く買ったものが勝つ状態で消費は増加し、企業も売上や利益が伸び
企業からお金をもらっているサラリーマンの給料が上がる。
給料が上がればものを買うといった良いサイクルになります。
インフレでは借金がお得!
借金をしている人は借金がお得です。
金利と物価の上昇を比べ、物価の上昇の方が高ければ、借金は目減りします。
例えば、月に20万円の給料で100万円を10年で返すとすれば、月々の返済は8千円ちょっと。
毎月給料の4%を借金に充てる計算です。
しかし、物価が上昇し給料が30万円になっても借金は100万円のままです。
つまり、毎月の給料の2%後半を充てれば借金を返せる計算になります。
借金の額面は変わりませんが、収入が増える。
それは借金を返す身にとっては大変有利なことです。
デフレ化では話が逆!!若い人は不利!
デフレ化では話がインフレと逆になります。
物価が下落し、将来買った方が安くなりますし、給料は上がらず、借金の返済は大変になります。
逆にデフレ化では今お金を持っている人が将来お得になる世の中です。
若い人は今お金がない人たちが多数でしょう。
日本はアベノミクスなどでデフレの脱却を目指しています。
若い人がより有利になるような社会になる為にはインフレは必須ではと思います。
ではでは~