日本での投資信託の人気を見てみると、毎月分配かつ高リターンの投資信託が好まれています。
確かにこれらのファンドは売り文句を作りやすいファンドです。
例えば・・・「毎月小遣いをゲット!!」や「高利回りで毎月プチ贅沢!!」とか言われたら
気持ちが揺らぎます(笑)
とはいえ、これらのファンド。
ものすごくコストが高いのはご存知でしょうか?
購入した瞬間3%もとられている!!
純資産ランキング1位のファンド「新光 US-REITオープン 『愛称 : ゼウス』 」を見てみると。
モーニングスターでは「購入時手数料率(税込) 3.24%」と記載があります。
これは購入した瞬間に3%以上も手数料がかかるということです。
つまり100万円を投資すれば3万2400円の手数料が掛かるということ。
買っただけで、3万円。
購入した時点ですでに大きく損をしています。
さらに毎年1.7%近い信託報酬がとられる
運用コストである信託報酬を見てみましょう。
モーニングスターでは「信託報酬等合計1.65%」と記載されています。
つまり、100万円の投資金額に対して年間1万6千円程度のコストとなります。
しかもこのコストは日々とられていき、個人投資家では気づきにくいコストとなっています。
1年目は5%近いコストがかかる!
信託報酬と販売手数料。
これらを合計するとほぼ5%のコストがかかる計算です。
5%の損失を取り戻すためには5.3%の利益が必要です。
調子の良いファンドなら長期でみれば余裕でプラスではと考えるかもしれません。
それでは実際を見てみましょう!
新光 US-REITオープンは10年で半分以下の価値に!
新光 US-REITオープンの基準価額を見てみましょう!
2004年9月の開始時は1万円、そして先週末は5481円(分配金込)という状況。
10年と言う長期で見れば、資産はほぼ半分にまで減少しています。
人気はありますが、実際に利益は出ておらず、むしろ長期では大幅なマイナスとなっています。
やっぱりコストが安い投資信託が好き♪
例えば、私が運用しているセゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドでは
信託報酬は0.74%前後ですし、販売手数料は0円のノーロードファンドです。
100万円購入して年間に7400円程度のコストです。
新光 US-REITオープンよりも4万円以上お得です。
インデックスファンドは面白味がないと言われますが、やはりコストを考えると安いことは
最高だと感じています。
他にもコストの安い投資信託はたくさんあります。
証券会社の売り文句にだまされず、コストが安く本当に安心できるファンドに投資していきたいですね。
ではでは~