寿命が延び、老後資金についても今まで以上に必要な時代です。
老後資金というと、40代や50代になってから準備を始める印象です。
20代、30代では、はるか先のことに思え、なかなか準備をするという気持ちにはなれません。
しかし、老後資金は早ければ、早いほど将来が楽になります!
退職金格差が広がっている時代
投信1の記事で老後資金の連載がされています。
その中で、退職金格差の広がりが記事となっています。
退職の生活費の準備資金は増えています。
2010年の退職準備額の平均値は515.6万円でした。これが2016年には760.1万円となり、この6年間で47.4%増えました。
退職準備額0円層はこの6年の間、回答者の4割程度と変化はしていません。
しかし、1000万円以上の層は増加しています。
2010年の退職準備額1000万円以上の層は13.3%でしたが、2016年には20.0%と1,000万円以上の層の増加が平均を押し上げている状況です。
つまり、退職準備金の格差は広がりつつあります。
投資をしている人としていない人に格差
それでは投資をしている人としていない人にどれくらいの差があるのでしょうか?
投資をしている人は退職準備金が1,200万円を超えています。
一方、投資をしていない人の平均は520万円程度、と700万円ほど差があります。
アベノミクスの影響により2010年は500万円程度の差でしたが、それが2016年には700万円と投資の有無によって格差が拡大しています。
2010年のリーマンショック時ですら、500万円の差がありますので、投資をすることは、退職後の準備金に大きな差が生まれる要因です。
資産運用は20-30代から準備すべし
投資は効果が出てくるまで時間がかかります。
資産運用は大切ですが、成果がでるまでに時間がかかり、どうしても先送りにしてしまいます。
特に若い年代は遠い将来のために、投資をすることを考えるのは難し話です。
20代、30代で投資をしている人としていない人の差はほとんどありません。
年収と退職後の準備金の差をみると、投資をしている人もしていない人も20代、30代はほぼ1倍となっており、年収程度の準備金があるということです。
しかし、40代、50代になると状況は一変します。
投資をしている人の退職準備は徐々に上昇して2倍台になっています。
つまり、年収の2倍程度の準備金があるということです。
しかし、投資をしていない人は1倍程度のままの推移となっています。
資産運用は20代、30代から始めても明らかな成果が出てくるのに時間がかかります。
長い時間が必要になることから、忍耐が非常に重要になりますが、その忍耐が40代、50代になると大きな差になります!
長い未来と考えずに、20代、30代から投資を行い老後資金を考えていくことを考えてみてはいかがでしょうか?
ではでは~