代替投資という言葉をご存知でしょうか?
ZUUオンラインの記事で、個人投資家に代替投資が人気になっているという記事がありました。
代替投資がなぜ個人投資家に人気なのか、代替投資はなにかを含め見てみましょう!
代替投資とはなに?
代替投資とは英語でalternative investmentsと言い、日本語でもオルタナティブ投資などという言葉で言われています。
それではなにの代わりなのでしょうか?
債券や株式など伝統的投資に代替する投資先です。
具体的には先物、オプション、スワップなどの金融派生(デリバティブ)商品、不動産ファンド、プライベート・エクイティ(非上場企業の株式)、ベンチャーキャピタル、ヘッジファンドなどの投資対象や投資手法のことを言います。
なぜ個人投資家に人気なのか?
それではなぜ個人投資家に人気なのでしょうか?
個人投資家に人気の理由として、値動きが株式相場に左右されないという点があげられます。
国内外の情勢をみても、日銀によるマイナス金利政策や、アメリカのトランプ政権発足、イギリスのEU離脱、世界の各地で勃発するテロやイスラム国など相場を大きく動かす話題が非常に多いです。
それらの影響により株式相場や債券相場が大きく動きます。
リスク分散のために株式や債券に投資のみでなく、代替投資を加え資産を安定させようという個人投資家が増えています。
代替投資を後押しする要因として、少額から始めることができようになった影響も大きいです。
例えば、SBI証券では、金やプラチナの投資では1,000円から積み立てることが可能です。
金やプラチナは安定資産として急激な値上がりや値下がりの可能性が低いです。
少額で積み立てる手法を検討している方も多いでしょう!
代替投資にもリスクはある
金などの実物で売買されているものではなく、プライベート・エクイティ(未公開株式)や不動産ファンド(私募REIT)といった流動性が低く商品は売買がしにくいです。
解約するときは1ヵ月前に予告が必要な場合もあるので、急激に変動した場合も売買ができず、損失が膨らんだり、利益の確定ができないリスクがあります。
また、手数料が高めになる点もあります。
特にヘッジファンドは運用期間中、信託報酬が2%以上に設定しているものが多いです。
市場の値動きにあわせて運用する株式や債券の「パッシブ型」の信託報酬が0.1%台なのと比べると割高感はあります。
世界情勢が不安な状況ではリスクの分散を行うことは資産運用をする上で有用な手段です。
代替投資も投資先としては、魅力になりつつありますね♪
ではでは~