段々と話題にありつつある消費税10%。
個人的な意見としては、消費税が8%から10%になることは反対ではありません。
無駄を減らしつつ、税収を増やすことは必ず必要となります。
しかし、果たしてこのタイミングで上げる必要があるかというと、疑問を感じています。
果たしてどのタイミングで消費税を上げるのが良いのでしょうか?
国債等の残高1000兆円。
2014年3月現在で国債等(国庫短期証券、国債・財融債)の残高は998兆円あります。
これは日本のGDPの約2倍という物凄い数字です。
GDP比は世界で金融情勢が最も悪くハイパーインフレで苦しんでいるジンバブエに次ぐ世界で第二位で、
破綻の噂があったギリシャよりも高く、先進国では断トツとなっています。
国債は誰が保有しているのか?
保有者の内訳は金融仲介機関587兆円(構成比58.8%)、一般政府・公的金融機関88兆円(8.9%)、
中央銀行201兆円(20.1%)、国外84兆円(8.4%)、家計21兆円(2.1%)、その他17兆円(1.7%)
となっており、金融機関が一位となっています。
これは私たちの預貯金や保険などをもとに運用しているものであり、私たちのお金が
間接的に国債等への投資をおこなっています。
1000兆円は誰が返すのか?
債券の名前の通り、この1000兆円は誰かが返さなくてはいけないお金です。
それではこのお金は誰が返すのでしょうか?
国債は長期でお金を借りています。
つまり、私たちのような若者の将来や、子供たち、孫たちが返還を刷るお金です。
その為、未来の事を考えると少しずつで良いので新規発行を減らすのが得策です。
将来には不安ばかり・・・
しかし、日本の将来は悲観的な意見がたくさんあります。
人口は減り社会保障費は増え続けています。
人口が増え、経済が大幅に成長する中であれば、未来の人々が返すという考えは
成り立ちます。
しかし、今の日本にその将来を楽観できる要素は少ないです。
しかし、増税は今ではない!
消費税が8%に増税となり、景気は減速しています。
この状況のまま、消費税がさらに上がることとなれば、より景気が減速する可能性が高いです。
せっかく、リーマンショックから徐々に回復しつつある状況の中、景気が減速となれば、
影響は計り知れません。
増税は給料が上がってから!
現在は入ってくるお金である給料は上がっていないが、円高や増税で出ていくお金は
増えている状況です。
まずは大事なことは使えるお金を殖やすことが第一です。
厚生年金の増加などで、出ていくお金は徐々にではありますが、徐々に増えています。
給料は上がっても手取りは増えない状態。
もう働いている意味がわからない状況ですね(笑)
若者はかなりきつい!
なんだかんだで若者は取られるお金がどんどん増加しており、
金銭面は昔に比べ厳しい状況となっています。
景気の回復から給料の増加まで、景気が一巡した後に消費増税をしても良いのではと思います。
今年の消費増税の決定がないことを祈っています。
ではでは~