2か月前の12月。
仮想通貨は空前のバブルでした。
ビットコインは200万円を突破し、仮想通貨で一攫千金を狙って投資をする方や、億り人という言葉が飛び交っていました。
それからわずか1か月半でビットコインは100万円を下回り、仮想通貨バブルが終わりつつあります。
バブルの歴史を見てみる
バブルの歴史は様々です。
日本でも1990年に土地バブルが崩壊するなど、バブルという言葉は日本人にもなじみのある言葉です。
バブルの歴史を見てみましょう!
歴史で一番有名なバブルはチューリップバブルです。
1636年~1637年にヨーロッパで起こりました。
オランダ黄金時代のネーデルラント連邦共和国において、当時オスマン帝国からもたらされたばかりであったチューリップ球根の価格が異常に高騰し、突然急落しました。
チューリップは特に大きな価値を持ったものではありませんが、人々がチューリップに投機することにより、買いが買いを呼び、瞬く間に急上昇しました。
チューリップは年収の5年分もの価値となり、最終的には年収の30年~60年の価値まで膨らみました。
その後、わずか6週間で10分の1まで下落。
あっという間にチューリップバブルは崩壊しました。
仮想通貨もチューリップと同じ運命
今回の仮想通貨バブルもチューリップバブルと同じ運命をたどるのでしょうか?
個人的には同じ運命をたどると思います。
その理由はチューリップと同様に仮想通貨も大した価値を持っていないということです。
価値がないものにありえない価値が付くのがバブルです。
まさしく、仮想通貨も同様です。
通常、お金は国家という後ろ盾の元に価値を持っています。
しかし、仮想通貨は国家という後ろ盾がなく、みんなが価値があるという思いが価値を生み出しています。
バブルの状態では実情の価値は考えずに、需要が需要を生み出し、価格が上がっていくものです。
コインチェックがバブル崩壊の引き金に
仮想通貨はみんながほしいと思うからこそ、価値が上がっていました。
仮想通貨は安全で、誰もが欲しがっているという妄想状態です。
しかし、今回のコインチェックの騒動で仮想通貨は怖いものという印象を私達に持たせてしまいました。
今回の騒動と下落により、仮想通貨に手を出しにくい状況となっています。
その為、仮想通貨に手を出してみようと思う方は少なくなっているでしょう。
需要がなくなれば、モノの価値は正しい価値に向かい、下落をしていきます。
仮想通貨は復活の可能性はある
それでは仮想通貨の価値は復活しないのでしょうか?
個人的には仮想通貨の価値は復活の可能性はあると思います。
それは、仮想通貨が決済手段としての正しい価値を持つことです。
仮想通貨は中央政府が管理をしておらず、単純に言えば国が破たんしても価値を持ち続けます。
金やプラチナ、ダイアモンドのように国が有事の際にも価値を持つ可能性があるということです。
仮想通貨が一定の市民権を得て、仮想通貨として正しい価値を生み出すことができれば、仮想通貨は復活するのではと思います。
ではでは~