今日から10月に入り、一気に円安が進みました。
1ドルが110円を超えたのはリーマン・ショック直前の2008年8月25日以来6年1か月ぶりです。
ここまで進んだ円安。
円安でうれしくなるのはどの様な人なのでしょうか?
少し考えてみたいと思います。
円で貯金をしている人は損をしている
円安が進むと、円で資産を持っている人は大きく損をしています。
円ベースの額面は円安でも円高でも変わりませんが、海外通貨ベースに考えると分かりやすいです。
1ドル100円の場合、100万円は1万ドルです。
しかし、1ドル200円まで一気に円安になった場合は100万円は5000ドルまで減ります。
円安により、ドルベースでは資産が減っていってしまいます。
円安の影響は家計に大打撃!
輸入に大きく頼っている日本では、円安により円の価値が下がり、輸入品は円ベースでは値上がりをします。
10月に入り値上がりしている物が多くあります。
円で貯金をしている人は、資産が目減りしている上、物価が上昇していますので、ダブルパンチで痛い状況です。
給料が上がれば、この状況を打破できますが、賃金があまり上がっていない事が問題です。
海外通貨で資産を持っている人はお得になる!
それではどんな人が円安でお得なのでしょうか?
それは海外に資産を持っている人です!
例えば、アメリカ株を持っている人や海外の債券、外貨貯金を行っている人は今回の円安により
円ベースでの資産は増えています。
私自身も投資信託など海外に投資している部分は大きく含み益が出ています。
円だけで資産を持つことは大きなリスク!
投資の基本は分散です。
預貯金は目減りしないという考えは、円ベースでは正しいですが、海外を考えると違うことが
今回の円安で実感できると思います。
円だけで資産を持つことは、大変危険です。
円高であれば、預貯金は最高の資産ですが円安になったら話は別です。
今後も為替の変動は続くと感じています。
円ベースの資産だけではなく、投資信託などで海外にも資産を作っていくことが大切だと感じます。
10月は指標やアメリカ経済が大きく動きそうです。
忙しい時期ですが、ちょこちょこと相場を確認したいですね。
ではでは~