4月に入り3月期の企業は決算対応をしていると思います。
私自身も経理の3月決算の経理職として、コロナ影響がありますが在宅勤務ができずに通常通り出勤しています。
このような中、少し在宅勤務ができる可能性があるニュースがありました。
有価証券報告書、3カ月延期へ調整 コロナ影響で9月末に―金融庁
有価証券報告書は3か月以内の提出
有価証券報告書は3か月以内の提出が決められています。
つまり、3月末決算の会社は6月末までの提出です。
しかし、その前に多くのプロセスが存在しています。
一般的な企業のプロセスを見てみましょう。
4月初旬~4月中旬 決算業務
4月中旬~5月上旬 監査法人監査
5月中旬~5月下旬 決算数値の取締役会承認
6月初旬~6月中旬 招集通知発送
6月中旬~6月末 株主総会、有価証券報告書の提出
つまり6月末の有価証券報告書の提出に向けて、4月以降いままでや来週が決算のピークとなります。
特に会計士監査は決算の数字を会計士が問題なしと認める大事なプロセスです。
会計士協会等もコロナの影響がありつつもしっかり見るように要請しています。
つまり、監査を受ける私達企業側もしっかりと準備や数値の間違いがないかを精査する必要があるのです。
その為に、監査法人は会議室など3蜜の部屋で決算の数字が正しいかをひたすらチェックする業務が来週以降に始まるということ。
私達経理の人員や会計士、税理士などの出勤を防ぐためにはなるべく早く、一斉の延期を出すことを望んでいました!
経理担当者をstay at homeさせよう!
つまり、有価証券報告書の提出が伸びれば企業の経理担当者や会計士や税理士などの業務を一斉に減らすことができる可能性が高まります。
企業の経営者にお願いしたいことは有価証券報告書の提出を遅らせるだけではなく、株主総会の延期やそれに至るまでのプロセスを一斉に延期することです。
国や東京都などの首長が望んでいることは、今会社に出勤することや人と会うことを減らすことです。
有価証券報告書の提出を遅らせるだけでは、そこまでのプロセスは今やらなければいけない業務になります。
もちろん企業の決算数値を早く知りたいという気持ちは経営者や株主にとって非常に重要な情報でしょう。
しかし、それは今すぐに知るべき必要で緊急性の高い業務かを考えてほしいと思います。
経理は伝票や請求書などの紙が必要な業務が多く、テレワークが遅れている業務です。
この業務を今すべき理由がなくなれば、休める人や在宅勤務できる事が増え、接触を8割減らす大きな要因になるでしょう。
来週早々には決定見込み!
有価証券報告書の提出の延期は来週中にも決まる見込みです。
個人的には月曜早々に決めてくれと思っています(笑)
あとは、企業が意思決定を早め在宅勤務を行い、接触を減らせる対応ができればと思います!
とにかく早く休みたいと思っている経理担当者は多いでしょう。
コロナ禍の中、少しは良いニュースになればと思います!
ではでは~