GW後半に向けて読みたい本を漁っています。
私自身は、本を買うならリアル書店派ですが、この状況で書店に行くのも憚れるのでネット書店で欲しい本を探しました。
ここで思ったことは古い人間かもしれませんが、本を買うならリアル書店だなと思ったということです。
ネット書店の販売額は30%超えに
まずは、出版物をめぐる状況を見てみましょう。
2007年には2兆2千億円あった市場は、10年後の2018年には1兆6千億円台に減少しています。
わずか10年ほどで6千億円という驚くほどの減少です。
日本人は読書好きという文化でしたが、スマホの普及と共に余暇の過ごし方の変化に伴い出版物は衰退しています。
しかし、ここ10年で減っているのはリアル書店、つまり街中の書店での本の購入が主に減少しています。
ネット書店での購入は2007年の1200億円から2018年は5100億円まで伸びています。
いまや、本はネット書店経由のシェアが31%と1/3のまで上昇しています。
ネット書店よりもリアル書店の方が面白い本に出合いやすい
この本がほしいと思ったときはネット書店が便利だと思います。
いわゆる指名買いの場合はネット書店の方が品ぞろえも良いため、ネット書店は非常に便利だと思います。
一方で、リアル書店は思わぬ本に出合う確率が高いと思います。
なにか面白い本はないかなぁと思った時はぷらっと本屋に入って、実際に手に取った方が良い本や欲しい情報が手に入る本を見つけることができますね。
個人的にはネット書店での購入よりもリアル書店での本との出会いを大切にしていますので、コロナ禍でなければGWのような長期連休はリアル書店に出かけたいなぁと思っています。
実は本を買うのは街中の書店
そんなこと言われても、ネット書店で買うことが多いのではと思っている方も多いでしょう。
それでは実際に本を購入するのはネット書店が多いのでしょうか?
MMD研究所が調査した結果を見てみましょう。
実は街中のリアル書店で本を購入する人の割合が最も高いという結果tなりました。
オンライン書店(ネット書店)の割合が35%ですので、比較的売上高との結果と近いものになっています。
消費者は思った以上にリアル書店の存在が大きいことがわかりますね。
街中の書店と商業施設の書店を合計すれば、かなりの方が書店に訪れ、本を購入していることがわかります。
六本木の文喫や泊まれる本屋の箱根本箱などリアル書店の新しい取り組みも増えていっています。
書店ビジネスの最大の難点は利益率の低さです。
返品制度というリスクの少ない業態が災いとなり、その分利益率が低くなっています。
新しい知識の出会いの場としては、今後もやり方次第ではまだまだ伸びていく余地があるのが書店だと思っています。
そこに注目して、本は異業種とのコラボが増えていっています。
無印良品やHIS、ファミリーマートとのコラボなど本を扱う小売業が増えています。
リアル書店+異業種のコラボはこれからの本との出会い方になるかもしれません。
皆様もコロナ禍が終わったら、リアル書店に足を運んで、新しい本に出合ってみてはいかがでしょうか?
ではでは~