日本長い間、円高とデフレに苦しんでいました。
そのような中では、貯金で日本円を持ち続けることは非常に有利でした。
しかし、昨今の状況を考えると円は1ドル120円にそして、物価も日銀や政府主導で上昇させようという政策が続いています。
さて、円安やインフレが進んだ場合、円だけの資産、特に預貯金だけでは、資産が目減りする恐れがあります。
円安やインフレは預貯金の敵!!
さて、円安やインフレが進んだ場合、円資産である預貯金はどうなるでしょうか?
預貯金は、放っておくとわずかな金利は得られますが、100万円の元本は10年経っても100万円のままです。
そして、円安やインフレは円という通貨の下落を意味しています。
もし、インフレや円安が進んだ場合、私たちの預貯金の価値は徐々に下落をしていきます。
円安であれば、世界の中で円の価値が低くなり、インフレは物価の上昇により円の下落そのものです。
円安になった場合はどうなるか
もし、円安になり1ドル80円→120円に円の価値が2/3になった場合を見てみましょう。
日本は輸入を行っていますので、スーパーなどで売られているものは輸入に頼るものが多いです。
〇1ドル 80円の場合 100万円=1万2500ドル
〇1ドル120円の場合 100万円= 8333ドル
このように、同じ100万円でもドルに換算すると円の価値は大幅に下落をしています。
日本で生活する限り関係ないと思うかもしれませんが、先ほど言ったようにスーパーなどで販売されている食料品などの
生活用品は輸入に頼る部分が多く、円安=価格の上昇につながります。
インフレが起きた場合
次に、物価が2倍になった場合を見てみましょう。
適当な品物ですが、牛乳にしてみましょう。
〇牛乳 1ℓ200円 1000円分=5ℓ
〇牛乳 1ℓ400円 1000円分=2.5ℓ
物価が二倍になれば、当たり前ですが買える量は半分になります。
物価の上昇以上にお金が増えない限り、買える量が半分になるのは当たり前ですね。
円安やインフレに勝つために投資が必要!
それでは、円安やインフレに打ち勝つにはどうすれば良いでしょうか?
最初に申した通り、預貯金だけでは100万円の元本はいつまでたっても、100万円のままです。
それではそれを投資した場合はどうなるでしょうか?
海外に投資をする!
円安に打ち勝つ為には海外に投資をすることが非常に有利です。
それは、海外に投資をしたものは、円の資産ではありませんので、円安による下落がないからです。
〇100万円を50万円分を海外資産にした場合
・預貯金 1ドル100円→50万円 1ドル200円→50万円
・海外資産 1ドル100円→50万円 1ドル200円→100万円
と海外に資産を分散させた場合では預貯金分は50万円で変わりませんが、半分の50万円は円安にあわせて円で考えると資産は大幅に上昇しています。
インフレも同様に円の下落ですので、円以外の資産(海外資産)に投資を分散させれば、自分自身の資産の価値の下落を防ぐことができます。
日本では預貯金が一番と言われていますが、その方法は永遠に続く方法ではありません。
早い内から一部でも海外に資産を分散させることは大切です。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの様に最近では海外の資産に分散投資が簡単に、そして低コストでできます。
将来のインフレやこれから進む可能性のある円安に備える資産運用も徐々に行っていってはいかがでしょうか?