本日、9月3日に安倍改造内閣の閣僚が発表されました。
地方創生担当大臣が新設されるなど、国内外から注目をされていました。
その中でも、資産運用や投資を行う上で最も注目されているのが、
塩崎恭久元官房長官が、安倍晋三内閣の厚生労働相に就任することです。
なぜ塩崎氏が厚生労働大臣に就任したことが注目されているのでしょうか?
市場での注目はGPIFの動向!
厚生労働省の管轄に年金積立金管理運用独立行政法人、略称GPIFがあります。
GPIFは私たちの国民年金や厚生年金を運用しており、世界でも最大級の運用資産額を誇ります。
塩崎氏は、GPIFなどの運用見直しの積極論者です。
つまり、今の国債などの安全資産を中心とした運用を変更し、より株式などの積極的な
運用に変更を推進しています。
何と運用資産額は127兆円!!GPIFが積極的になると相場は動く!
GPIFは127兆円を運用する巨大なファンドと言っても過言ではありません。
2014年3月末現在の時価ベースの運用比率では、債券66%(うち国内債券55%、海外債券11%)
株式32%(うち国内株式16%、海外株式16%)となっており、半分以上が国内債券への投資となっています。
今回のGPIFでは運用比率の変更が期待されています。
具体的には国内株式の運用割合を20%以上にするのでは予測されています。
20%になれば日本株式を約4.5兆円が流入!
もし、日本株式の比率を20%以上にする為には、現状よりも約4.5兆円の日本株式を
購入する必要があります。
東証一部の時価総額合計が8月末現在で、455兆円です。
もし、日本株式に4.5兆円の資金が流入すれば、東証一部の時価総額の1%程度の金額です。
また、年金資金ですので長期の運用が期待でき、相場の安定につながる見込みです。
その為、海外市場や国内市場共にGPIFの動きには大いに注目しています。
最後に・・・
今回の安部改造内閣でGPIFの改革の可能性が大きくなっています。
もし、本格的に改革が決定すれば、第二のアベノミクスすら期待できます。
今から、日本株式に資金を注入するのもありかもしれません。
今後のニュースにも注目していきましょう!
ではでは~