私たちが納めている年金を運用しているのが年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)です。
私たちの年金がどのような形で運用されどれくらい利益が出ているかは、気になるものです。
なんとGPIFの去年10月から12月の積立金全体の収益が10兆5千億円にもなっています!
GPIFとは?
それではそもそもGPIFとはどのような機関でしょうか?
GPIF日本の公的年金のうち、厚生年金と国民年金の積立金の管理・運用をしています。
その為、共済年金は対象外となっています。
つまり、年金は現役世代の拠出したお金をGPIFに資金を預け、運用しています。
GPIFの運用が失敗すれば、将来の年金が少なくなる可能性や、年金の保険料の金額が上がる可能性があります!
GPIFの運用状況を見てみよう!
GPIFは144兆8,038億円(平成28年12月時点)もの資産を運用しています。
28年度第三四半期は10兆5千億円もの収益があったことにより、7.98%もの期間収益率となっています。
運用している資産割合を見てみましょう!
国内債券 33.26%
国内株式 23.76%
外国債券 13.37%
外国株式 23.16%
短期資産 6.46%
合計 100.00%
積極的な運用方針に変更をしていますが、それでも国内債券の比率が高いですね。
ポートフォリオは国内債券35%(±10%)、国内株式25%(±9%)、外国債券15%(±4%)、外国株式25%(±8%)の間にすると決めていますので、予定通りの運用となっています。
GPIFの今までの運用状況をみてみる!
平成27年度に−5兆3,098億円 −3.81%と巨額の損失となり、話題になったGPIFですが、今現在は順調に運用しています。
平成13年の運用開始以降の累積収益額はなんと53兆617億円、年率で2.93%の収益率と個人投資家としては、非常に運用としては理想的な運用です。
約145兆円の資産のうち、53兆円が独自で生み出した収益です。
今年度はすでに収益率は5.66%、7兆6千億円もの収益となっています。
年金は安心できるのか?
年金の将来に不安はあります。
もちろん私自身も不安です。
その理由としては、運用に不安があるのではなく、年金の原資である現役世代の減少です。
その為には年金はしっかりと納めつつ、自分自身でも将来の備えは必要です。
私はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドで長期投資をして、将来に備えています。
将来に不安があるのであれば、資産運用を考えてみてはいかがでしょうか?