昨日までは絶好調だった日経平均。
年初来最高値を更新し18000円を突破することもありました。
しかし、今日の日経平均は違います。
なんと、終値で前日比マイナス400円と大きく下落し、一時は500円を越える下落となりました。
原因を調べてみると中国&ギリシャにたどり着き、悪夢の再来となるのではという不安があります。
中国は金融規制の強化が不安に。
中国では低金利で借金をしてでも株式に投資を行う投資ブームが起きています。
少ない証拠金で10倍もの現物株式や先物を購入することができる所もあるようです。
ここ数週間は中国の主要株が過去最高の出来高を記録し、平均すると12営業日で30%を超える上昇です。
中国の株式市場は60%~80%が個人投資家とされており、これらの証拠金取引が市場を支えているといっても過言ではありません。
12月8日の証拠金取引による株式購入額は1640億元と中国株の総出来高の17%に達したとの推定もあります。
中国政府はこれらの証拠金取引に対して規制を設けようとしています。
証拠金取引ではわずかな値下がりがバブルの崩壊へとつながります。
リスクを排除する為に、規制するのではとの予測から、大幅な下落となっています。
ギリシャ危機も再燃
12月9日のギリシャ株式相場は急落し、欧州債務危機時でも見られなかった下げ幅となっています。
サマラス首相が議会の新大統領選出を前倒しすることが原因です。
ギリシャ株は1987年以来の大幅安となり、3年物国債利回りは急上昇しています。
自身が推す候補の大統領選出に必要な残り25の賛成票を取り込めなかった場合が危険です。
反緊縮派の最大野党の急進左派連合(SYRIZA)の勝利が有力視される解散総選挙に追い込まれることになります。
緊縮財政によりギリシャ危機を回避することができていました。
もし、反緊縮派の勝利が見えればギリシャ危機、そしてユーロ危機の再燃が懸念されます。
絶好調だったのに逆に危ない可能性が・・・
現金化のチャンスを来週とみていましたが、このギリシャ&中国問題により選択が正しかったかが不安です。
もしこのまま株価の下落と円安が進めば、間違いなく選択ミスとなるでしょう(笑)
とにかく、今週末の選挙結果で一気に株価の回復を願うしかないのでしょうか?
今週末の結果次第では資金繰りを再び考える必要があるのかもしれません。
個人的にはある意味最大の危機かもしれませんね。
ではでは~