All Aboutの記事で見つけた20代の平均貯金額です。
平均値は183万円でした(「家計の金融行動に関する世論調査」2014年が元資料です)
また、2人以上で暮らす家庭の、金融資産(貯蓄)の平均値は1182万円です。
この金融資産の内訳は、銀行やゆうちょ銀行の預貯金が54.1%、株式や投資信託、債券などが16.8%、残りは保険やその他の金融商品です。
20代の方で183万円も貯金と聞いていかがでしょうか?
微妙に多いのではと思っていませんでしょうか?
それもそのはず、それは平均のマジックがあるからです。
平均は真ん中ではない!!
平均と言う言葉を聞くと、あたかも半分以上がそれ以上あるように思えますが、実はそうではありません。
例えば以下の場合
A:10万円
B:20万円
C:30万円
D:40万円
E:1000万円
上記の平均は220万円となります。
平均値をとると「E:1000万円」が大きく平均値を上げていることが分かります。
実際に20代の貯蓄の平均は183万円ですが、貯蓄「0」世帯が40%と高い数字です。
一方、1000万円以上の世帯は3.6%とここが平均値を押し上げています。
より実際に近いのは中央値
平均値とは別に中央値という言葉があります。
中央値とはデータを小さい順に並べたとき中央に位置する値です。
例題の
A:10万円
B:20万円
C:30万円
D:40万円
E:1000万円
では「C:30万円」が中央値となり、上から数えてちょうど真ん中の順位となります。
20代の貯蓄の中央値は30万円
それでは20代の貯蓄の中央値を見てみましょう。
20代の貯蓄の中央値は30万円です。
ぐっと現実的な金額になりましたね。
20代の母数が83世帯しかない調査ですので、これがすべての20代を代表しているとは思いませんが、やはり20代はお金がないといえるのではないでしょうか?
全ての世代の貯蓄中央値は400万円です。
まずはこの400万円を目指すのが良いかもしれません。
3000万円以上を持っているのは50代以上!
3000万円以上の金融資産を持っている割合には驚きです。
- 20代:0%
- 30代:1.3%
- 40台:2.3%
このように40代までは総じて低い割合です。
- 50代:11・1%
- 60代:17.8%
- 70代以上:16.8%
しかし、50代以降は一気に跳ね上がり10%を越えています。
日本は比較的高い年齢層がお金を持っているといわれています。
この調査でもその結果が出ていますね。
70歳以上でも3割が金融資産がゼロ
しかし、老後を考えると格差社会が進んでいるのかもしれません。
金融資産が0の割合は20代41%です。
しかし、70代でも30.5%と非常に多いのが特徴です。
高齢者の格差社会はこのままより進んでいく可能性があります。
是非とも若い内からお金のことを考え資産運用をしていきたいですね。
ちなみに私のセゾン投信
若い内からコツコツ投資をしてみてはいかがでしょうか?