投資は始める上で最初に購入するのは投資信託だと思います。
さて、その投資信託の規模を見るのが、純資産残高です!
1月8日時点での投資信託の純資産残高を見てみましょう!
純資産残高TOP10
1位 フィデリティ・USリートB(H無) 1,593,681百万円
2位 新光 US-REITオープン 『愛称:ゼウス』 1,562,049百万円
3位 ラサール・グローバルREIT(毎月分配型) 1,243,398百万円
4位 フィデリティ・USハイ・イールドF 890,093百万円
5位 ダイワ 米国リート・ファンド(毎月分配型)H無 750,726百万円
6位 ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無 734,563百万円
7位 ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配) 713,944百万円
8位 グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) 655,602百万円
9位 ワールド・リート・オープン(毎月決算型) 614,493百万円
10位 アジア・オセアニア好配当成長株(毎月) 478,626百万円
という結果になりました、
1位から10位まで全てが毎月分配の投資信託となり、金融機関が高配当と毎月分配をキーワードに投資信託を販売している結果でしょうか。
個人的にはこれらの投資信託には否定的な立場ですが、このような結果をみると少し悲しくなります。
1兆円超えのファンド3本となりました。
毎月分配投資信託の基準価額と分配金を比較
毎月分配の投資信託が末期にあるという記事を見ました。
毎月分配投資信託の特徴として、高い分配金を出すために、元本の基準価額が減少し、最終的には分配金が減少していくという特徴があります。
各ファンドの現在の基準価額と、直近の分配金実績と1年前の分配金を比較しました。
1位 フィデリティ・USリートB(H無) 基準価額4,786円 分配金100円→70円
2位 新光 US-REITオープン 『愛称:ゼウス』 基準価額3,458円 分配金75円→50円
3位 ラサール・グローバルREIT(毎月分配型) 基準価額2,940円 分配金60円→40円
4位 フィデリティ・USハイ・イールドF 基準価額4,143円 分配金70円→50円
5位 ダイワ 米国リート・ファンド(毎月分配型)H無 基準価額4,899円 分配金100円→100円
6位 ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無 基準価額4,515円 分配金80円→80円
7位 ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配) 基準価額4,053円 分配金50円→50円
8位 グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) 基準価額5,111円 分配金20円→10円
9位 ワールド・リート・オープン(毎月決算型) 基準価額3,410円 分配金70円→70円
10位 アジア・オセアニア好配当成長株(毎月) 基準価額2,782円 分配金55円→35円
基準価額は1万円が当初のスタートですが、5000円を超えているファンドは1つのみです。
最低は2,782円と基準価額は7割以上の下落です。
そして、分配金が下がったファンドは6本、現状維持が4本と分配金が増えたファンドはありませんでした。
長期投資なら毎月分配はやめた方がよい!
毎月分配の投資信託は販売側も売りやすく、買う側の私たちも一見お得に見えます。
しかし、自分の資産を増やすという、資産運用の観点からいえば、毎月分配は向いていません。
セゾン投信やレオスのひふみ投信などの直販投信やSBI証券、楽天証券などのネット証券からインデックスファンドを購入した方が、資産運用としては正しいでしょう!
売れている投資信託だからといって購入せず、資産運用に適した投資信託をしっかりと購入しましょう!
ではでは~