無配の可能性を示唆したソフトバンクグループ!
孫正義会長兼社長が率いる時価総額が10兆円もある日本を代表する大企業です。
1兆3646億円もの赤字を計上し、過去最大の赤字となりました。
さて、ソフトバンクグループとソフトバンクの2社が上場しています。
その違いはなんでしょうか?
ソフトバンクはソフトバンクグループの子会社
ソフトバンクグループとソフトバンク。
名前の違いはグループが付くか付かないかですが、会社としては全く別のものです。
CMで有名な携帯電話事業を行っているのはグループが付かない只のソフトバンクです。
ソフトバンクグループの子会社のソフトバンクグループジャパン株式会社の子会社がソフトバンクです。
つまり、ソフトバンクグループの孫会社がソフトバンクになります。
ソフトバンクグループの事業
それではソフトバンクグループの会社概要を見てみましょう。
事業が分かれており、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド等 SBIA の運営するファンド事業」、「ソフトバンク事業」、「アーム事業」および「ブライトスター事業」という事業を行っております。
WeWorkなどの投資事業を行っているのが、ソフトバンクビジョンファンド事業の一部です。
投資先は約90社!
「15社が倒産するが、15社が大きく成功する」とコメントがあり話題になっていますね。
そして携帯電話事業会社のソフトバンクはソフトバンク事業の一部となっています。
配当や利回りを比べてみる
それではソフトバンクとソフトバンクグループの指標を比較してみましょう!
銘柄名 | ソフトバンク | ソフトバンクG |
株価 | 1,386.0 円 | 4,539.0 円 |
時価総額 | 6,634,983 百万円 | 9,485,667 百万円 |
予想PER | 13.6 倍 | -- 倍 |
PBR | 6.57 倍 | 1.73 倍 |
予想配当利回り | 6.20% | -- % |
ROE | 42.10% | -14.21% |
ROA | 6.08% | -2.62% |
時価総額はソフトバンクが6兆円にたいして、ソフトバンクグループは9兆円です。
さすが、携帯電話事業を行うソフトバンクも大きい会社ですが、持株会社のソフトバンクグループはさらに巨大な会社です。
注目なのは配当利回りです。
ソフトバンクは6%を超える高配当銘柄に対して、ソフトバンクグループは赤字なので無配の可能性が出てきています。
しかし、株価の上昇率は投資会社のソフトバンクグループが勝っています。
SBGとSBのどちらに投資をするか
それではこの両社のどちらに投資をするのでしょうか?
それは投資スタンスの違いです。
高配当銘柄を狙いたい方はもちろん携帯電話事業を行うソフトバンクです。
ソフトバンクビジョンファンドの将来性を見越してキャピタルゲインを狙うのであれば、ソフトバンクへ投資をすべきです。
今回はソフトバンクビジョンファンドの投資の失敗により巨額の赤字を計上していますが、投資先が成長すれば、ソフトバンクグループの株式は上がっていきます。
一方で安定配当でインカムゲインを狙うのであれば収益が安定しているソフトバンクに投資をすべきでしょう!
私自身は安定を狙っているので、携帯電話事業を行うソフトバンクに投資をしています!
どんな投資をしたいのかによって、どちらの会社に投資をするかを決めていきましょう!
ではでは~