投資や資産運用をするうえで、一番気にするのは「損をしないか」ということです!
日本ではお金が減ることに対して、恐怖心を持っています。
投資をしたいけど、損をしたくないという気持ちがあるでしょう。
しかし、損を絶対にしたくないと思うのであれば、資産運用には向いていません。
日本人はリスクゼロ主義!
日本人の金融資産の割合を見てみると、預貯金に55%、保険に26%という割合です。
つまり、金融資産の80%はリスクがゼロの金融資産に偏っています。
昔から、日本では「損をしたくない」という気持ちが強いです。
その気持ちが、貯金は美徳で投資は危ないというスタンスに繋がっているのだと思います。
投資や資産運用の考え方はリスクをとるということ!
投資や資産運用の考え方を考えてみましょう!
投資の基本は「何かのリスクをとって、収益を得る」ということです。
つまり、等価交換ということです!
鋼の錬金術師みたいですが、リスクとリターンは等価交換というのが、投資の基本です。
定期預金も、一定期間は預けるという、現金化できないリスクと交換して、高めの利率というリターンを得ています。
そして、投資では損をするかもしれないというリスクと交換にリターンを得ることができます。
例えば、
・株式投資
→投資対象の企業の倒産リスクがあるが、企業の収益をリターンとして得られる
・不動産投資
→不動産値下がりリスクや固定資産へのリスクがあるが、家賃という収益を得られる
・国債投資
→国の破たんするリスクがあるが、利子を得ることができる。
などなど、たいていの投資は損をするリスクがありますが、そのリスクのリターンとして収益を得ています。
ノーリスクの投資は逆に危険
たまに訪問販売や電話などで、ノーリスクでリターンを得られる投資があると勧誘があります。
はっきり言いますがそんな投資はありません!!
ノーリスクでリターンを得ることができる投資はありませんし、もしあるとすればわざわざ勧誘はしません。
自分自身でその投資をしていれば、永久的にお金持ちになれるのに、わざわざ勧誘をして収入を得ている時点でおかしいと思います(笑)
世の中にそんなうまい話はありませんね。
多少の損をする覚悟は投資には必要
投資でずっと利益が出続ける可能性はゼロといってもいいでしょう。
つまり、どこかのタイミングで多少の損をする可能性が高いです。
たとえば、購入した株式が値下がりしたり、投資信託の基準価額が下がったりなどして、損をしてしまうタイミングはかならずあります。
もし損をしたくないのであれば、国債や定期預金のような元本保証がある、もしくは元本を下回る可能性が少ない投資をおすすめします。
多少の値下がりでも許せない方は、投資には気持ちの面で投資をする状態ではありません。
多少の値下がりもあるよねぇくらいの気持ちで投資を行っていきましょう!
ではでは~