数年前まで一番人気の投資信託といえば「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」、通称「グロソブ」でした。
毎月分配型投信の人気に合わせ、純資産は1兆円をゆうに突破し、2007年には純資産額は5兆5千億円を突破するなど、日本でNO.1の投資信託でした。
私自身はあまり毎月分配投信に興味がなかったので、あまり気にはしていませんでした。
ふと、このファンドは現在どうなっているか気になり、調べてみました。
純資産額は辛うじて1兆円台
グロソブの本日12月11日現在の純資産額は1兆804億円と辛うじてまだ1兆円を突破しています。
基準価額は5921円と分配をしている為、円安にも関わらずあまり大きく増加はしていません。
純資産総額で言えばこの7年で純資産は1/5まで下落しています。
この下落はリーマンショックから始まり、まだ緩やかに下落が続いています。
1/5になったが純資産ランキングではどうなのか?
さて、この7年あまりで4兆円以上も資産総額が減っているグロソブ。
果たして今の純資産ランキングは何位なのでしょうか?
それでは、ランキングを見てみましょう♪
- 新光 US-REITオープン 『愛称:ゼウス』
- ドイチェ・高配当インフラ関連株(米ドル)毎
- フィデリティ・USハイ・イールドF
- ラサール・グローバルREIT(毎月分配型)
- グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)
現在のグロソブのランキングはETFを除き5位とこれでも上位を十分キープしています。
1位の新光 US-REITオープン 『愛称:ゼウス』の純資産が1兆4千億円余りですので、昔ほど大きなファンドは減っていると言えます。
日本の投資信託で純資産が1兆円を越えているのはこの5本しかありません。
昔よりは投資を行う人が増えているとはいえ、1兆円越えが少ないのは少し残念な様に感じます。
上位はやはり分配型ばっかり!
グロソブの人気は下がっているとはいえ、純資産ランキングの上位は毎月分配型がほとんどです。
まだまだ、分配型投資信託の人気は落ちていないと言えるでしょう。
個人的にはインデックスファンドが徐々に増えていけば、もっと面白い投資信託ができてくるのではと思っています。
低コスト、低資金で投資をできると思っている人が少ないのは、これも原因なのではと思っています。
世間には低コスト・低資金から投資ができるのになぁ。
これからも、もっと投資をする人が増えていって欲しいなぁと思います。
ではでは~