2018年に最も伸びた投資信託はレオスのひふみ投信でしょう。
瞬く間に人気がでて、あっという間に日本で第四位の規模の投資信託になりました。
しかし、年末にかけてひふみ投信は下落し、不調なのではと言われています。
ひふみ投信は2018年は不調
2018年のひふみ投信は栄光と没落の双方を経験しています。
2017年から順調に規模が大きくなりました。
ひふみプラスは純資産総額は2018年には6,000億円を突破し、一時は6,600億円をこえる規模になりました。
しかし、2018年末に日本株式の不調にあわせるように、基準価額は下落し資産規模もついには一時4,900億円台まで下がりました。
基準価額も43,000円を超えていましたが、あっという間に下落をして、年末には30,000円まで下落。
絶好調とはいえません。
運用成績を日経平均と比較
それでは2018年の成績を日経平均と比較してみましょう。
〇日経平均
年間増減 △13.7%
最高値 +5.9%
最安値 △17.9%
〇ひふみプラス
年間増減 △23.0%
最高値 +2.9%
最安値 △28.3%
成績だけ見ると圧倒的にひふみプラスの負けになっています。
ここまで大きく下落していると、やはり保有してよいのか不安になるレベルです。
今までがあまりにも良い成績すぎたため、少し残念な気持ちになってしまいます(笑)
ひふみ投信は大きくなりすぎた?
ここでの原因は大きくなりすぎて小回りが効かなくなっている可能性があります。
ひふみ投信のコメントで下記の状況を報告しています。
この業界では、「運用資産3000億円がひとつの壁」といわれていました。それは、過去の日本株投信では運用資産3000億円を超えるとそこから残高が増えなくなり、パフォーマンスが落ち、結果として残高が減少に転じるという現象があったからです。ですから、過去に3000億円を超えた日本株投信に何が起きたのかをよく見たうえで、そこから真摯に学ばなければならないと思っていました。
自分なりに分析した結果、思い至ったのは「3000億円の壁」には大きな意味はないということでした。
3,000億円の壁は大したことはないようですが、今はそれの2倍以上の運用金額になっています。
ここまで急に拡大をすると、運用方針に対して小回りが利かなくなっているでしょう。
230銘柄以上に分散投資をしていますが、まだまだ増えていくことでしょう。
今後も勝つ運用にはこだわります。「ひふみ」の基準価額が最高値をつけて「長期で持っていてよかった」と思っていただけるよう、全力を尽くしていきます。
上記の言葉で締めくくっていますが、現状はそうはなっていません。
ひふみ投信に対してがっかりした気持ちがある一方で、長年のファンはひふみ投信の考え方に共感を感じています。
ひふみ投信は2019年が勝負の年になるかもしれません。
今は、不調と呼ばれていますが、2019年も下落が続くようであれば資産の流出は増えていくでしょう!
長年のファンにやっぱりひふみ投信だと思われる投資をしてほしいですね。
ではでは~